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こんにちは、サポート行政書士法人の増野です。

建築士事務所シリーズも、いよいよ終盤に差し掛かって参りました。

今回は、建築士事務所の登録要件である「管理建築士」になる為に受講する「管理建築士講習」について、お話したいと思います。

管理建築士講習は、管理建築士になる方は必ず受講しないといけない講習で、
平成18年12月公布の新建築士法により受講が義務化されました。(平成20年11月施行)

現在、「公益財団法人 建築技術教育普及センター」の他、(株)総合資格学院法定講習センター、
NPO法人東京土建ATEC、NPO法人埼玉土建建築支援センターで、この管理建築士講習を実施をしています。

例えば、「公益財団法人 建築技術教育普及センター」のホームページ上を見てみると、
管理建築士講習に関する詳しい内容や日程、応募要領等の案内が掲載されていますので、参考にしてみて下さい。
(参考:http://www.jaeic.or.jp/kk.htm)

この管理建築士講習は1度受講すれば良く、
「(管理建築士になる前)○年以内に受講しないといけない」ような期間制限は特にありません。

通常(受講団体にもよりますが)、受講後、1~2ヶ月程度で講習修了証が発行されるようで、
この修了証がないと建築士事務所としての管理建築士の変更届は提出できませんので、注意が必要です。

新たに管理建築士を選任する際は、この管理建築士講習を受講しているか、その修了証を持っているか、
これから受講する場合は受講日程が間に合うのかも、事前によく確認しておきましょう。

なお、建築士関係の業務を行っていると、
「管理建築士講習」と似た言葉で、「定期講習」というものも出てきます。

「定期講習」とは、管理建築士に限らず、
所属事務所の所属建築士であれば3年ごとに受講しなければならない講習のことで、
「管理建築士講習」とは全く異なる講習です。

管理建築士講習のように1度受けたらOKというものではなく、定期受講が必要ですので、ご注意下さい。